ナーガホテルは敷居が高い
まさかカンボジアでさもしい思いをするとは思っても見なかった。ミニマムが40ドルってちょっと高くないか。
特別な日なのか?
わたくし飛葉はまだ旅の始まりなので熱くなるわけにはいかなかった。
そこで懐から出した「100ドル紙幣」に命運を託した。
これですっぱり勝っても負けても恨みっこなしだとベンジャミンにキスを送った。
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バカラ台はどこも満卓
タイじゃあ中国の春節で飾り付けなんかも華風だったがカンボジアは案外そうでもない。けどこの人手はやはり正月が影響してるんだろう・・
一周まわるもミニマムはどこも40ドルだ。
「きっついぞ、これは」
そこへ暇そうな卓を一台見つけた。
おずおずと腰を掛ける。
チップ交換は卓でする
交換カウンターもあるのかもしれないが卓でも<紙幣→チップ>はOKだ。
その逆に関してはこれからの勝負が終わってみたいと分からない。
負け犬になればどうでもいいことだ。
さて素人バカラー、ポイペトから通算3回目のカジノ始まり始まり。
チップが足りないわよ
「プレイヤー!」、とチップが足りないと女ディーラーに言われた(なにせ素人なものでね)
仕方なくチップを積む。
正確に言えば勝負は2回だ。40$に40$じゃあ20$分残っても勝負できないので、ここでオレは50$をベット。
・・卓についてるのはオレ一人・・カードをシャッフル・・切られた。
「バンカー」
くそ弾がないって言うのに・・
よし「次はバンカーだ!」
再びシャッフルされ、、、切られた。
「プレイヤー」
ビキナーズラックも無しかよ。オレのベンジャミンは去って行った、
サヨナラのキッスになっちゃったな。
のどが渇いたんでウェイトレスにスプライトをリクエストして一息入れる。
笑顔が可愛いくそれが逆に「次があるわよミスター」みたく見えて居たたまれなくなった。
帰りは2ドルのバイタクでリバーサイドをマッドマックス並みのスリルを体感しながら帰るのであった。
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